近年、少子高齢化や若者の車離れなど逆風絶えない自動車業界。
2019年1月上旬に前年の2018年度の新車販売台数が発表されました。
さてさて、車の需要はどうなっているのでしょうか。
2年連続の増加
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2018年度の新車販売台数。
総合計(登録車+軽自動車)は前年の0.7%増で5,271,987台(527万1987台)と2年連続の増加となった。
登録車(乗用車)の販売台数は前年比1.3%減の3,347,943台(334万7943台)。
軽自動車の販売台数は前年比4.4%増の1,924,044台(192万4044台)。
軽自動車の堅調な販売台数の回復に支えられ、全体で0.7%増とわずかながら増加した。
軽自動車が人気
登録車(乗用車)は前年より1.3%減少しています。
2018年は軽自動車の販売台数が増えていて、軽自動車が人気だったことがわかります。
ただ、販売台数は登録車(乗用車)が100万台以上多く、乗用車を買う人のほうが多いようです。
人気車種統計
2018年の登録車(乗用車)人気車種ランキング(販売数)TOP10
順位 | 車種 | 会社 | 台数 | 前年比 |
---|---|---|---|---|
1 | ノート | 日産 | 136,324 | 98.1 |
2 | アクア | トヨタ | 126,561 | 96.2 |
3 | プリウス | トヨタ | 115,462 | 71.8 |
4 | セレナ | 日産 | 99,865 | 118.3 |
5 | シエンタ | トヨタ | 94,048 | 97.1 |
6 | ヴォクシー | トヨタ | 90,759 | 102.3 |
7 | フィット | ホンダ | 90,720 | 92.6 |
8 | カローラ | トヨタ | 89,910 | 116.1 |
9 | ヴィッツ | トヨタ | 87,299 | 96.7 |
10 | ルーミー | トヨタ | 86,265 | 109.6 |
※軽自動車と海外ブランド車を除く
1位は日産のノートです、前年よりは減ったものの2018年で最も売れた乗用車となります!
3位のトヨタのプリウスには驚きです、高級車のイメージがありますが結構買う人多いんですね。
まとめ
若者の自動車離れなど、自動車販売台数減少が話題は上がりますが、2年連続で実際は増えているようです。
まぁ、30年くらい前の1989年(平成1年)は自動車販売台数が700万台を超えていたようですから。
その時に比べたら70%くらいまで減少しているようです。
2017年と2018年の2年連続増加は2019年の消費税増税(10%)が影響しているのかもしれません。
増税前のかけこみ需要ってやつですね。
自動車業界の今後は2019年後半と、2020年の新車販売台数に注目です。
※参照元:日本自動車販売協会連合会