2018年9月11日に「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で放送。
睡眠の質を上げる片鼻呼吸法について紹介します。
今日から実践して質の良い睡眠を目指しましょう!!
高血圧とは?
高血圧は血圧の高い状態が続く病気です。
血圧とは血管の中を血液が流れる時に、血管の壁にかかる圧力のことです。
現在は、上が140、下が90以上だと高血圧になります。
高血圧の症状・病気
高血圧になると頭痛や息切れ、動悸、頻尿といった症状が現れることがあります。
また、高血圧は動脈硬化を悪化させる可能性があります。
動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞へとつながる恐ろしい病気です。
高血圧対策
高血圧の対策としては一般的に「適度な運動」と「減塩」があげられます。
適度な運動
運動をすると、体内のホルモンや血液の量、交感神経系の働きなどが血圧を下げるように変化します。
散歩やジョギング、水泳、ラジオ体操など、有酸素運動が効果的だと言われています。
減塩
塩分を過剰に摂取すると血液の塩分濃度が高くなります。
塩分濃度が高くなると、下げるために水分を血液に取り込みます。
そうなると、体内を流れる血液量が増え、血管の壁に高い圧力がかかり高血圧になると言われています。
減塩することで高血圧が改善する可能性があります。
減塩しても高血圧が改善しない!?
いくら減塩しても高血圧が改善しない人がいます。
身体から塩分を排出できない人です。
いくら減塩しても、排出できない人は結果的に塩分が体に溜まってしまいます。
通常は摂取した塩分の80%以上が尿として排出されるようです。
80%以下だと塩分を排出しにくい人です。
睡眠が塩分排出に影響
最新の研究で、高血圧の原因として「睡眠の質」が関係しているとわかりました。
しっかりとリラックスして熟睡できている人は塩分を尿として排出できます。
睡眠時に頭が興奮状態で熟睡できない人は塩分を排出できないのです。
リラックスして熟睡できないとコルチゾールというホルモンが分泌されます。
このコルチゾールは塩分を取り込んで血圧を上昇させてしまいます。
そのため、塩分がうまく排出されず体に溜まり高血圧になるのです。
睡眠の質を上げる「片鼻呼吸法」
片鼻呼吸をおこなうことで、ゆっくりとした呼吸ができ、副交感神経が高まります。
副交感神経が高まると、リラックスでき質の良い睡眠がにつながるのです。
片鼻呼吸
- 片方の鼻の穴を塞ぎ、ゆっくりと10秒かけて息を吸い込みます。
- 同じ鼻の穴からゆっくりと息をはきます。
- これを左右交互に10分間行います。
寝る前に片鼻呼吸をおこなうことで副交感神経が高まり、ぐっすりと熟睡することができます。
まとめ
今回は高血圧の予防改善が期待できる「方鼻呼吸法」について紹介いしました。
ストレスで熟睡できないと塩分が排出されにくくなり、血圧がなかなか下がらなくなるんですね。
減塩しても高血圧が改善されない人はぜひ試してみてください!
「方鼻呼吸法」は睡眠の質を改善する効果も期待できます。
高血圧ではなくても、「よく眠れない」「睡眠の質が悪い」なんて悩みの人にも効果が期待できます。
「名医とつながる!たけしの家庭の医学」で紹介された方法なので効果も期待できなすね!
以上、「睡眠の質をアップさせる片鼻呼吸法」でした。