毎年のように猛威を振るう「インフルエンザ」

2018年は10月頃から流行の兆しがあり、例年より早いようです。

インフルエンザの症状や、対処法などを調べてまとめました。

インフルエンザとは

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスがのどや気管支、肺などで感染・増殖することによって発症する病気のことです。

インフルエンザは0~9歳の小児が発症者の約半数を占めていますが、インフルエンザによる死亡者は65歳以上の高齢者が大部分を占めています。

インフルエンザの流行時期

インフルエンザは例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークとなります。

インフルエンザの感染

インフルエンザウイルスは呼吸で体内に侵入し、のどや気管支、肺で急激に増殖します。

インフルエンザは感染した患者の咳やくしゃみなどに含まれるインフルエンザウイルスを吸い込むことで感染します。

これを飛沫(ひまつ)感染といいます。

感染したウイルスはのどや気管支、肺で急激に増殖していきます。

潜伏期間は約1~3日で感染後1~3日後にウイルスの増殖はピークに達し、その後減少します。

インフルエンザの症状

インフルエンザは通常の風邪とは違い、38℃以上の「高熱」や頭痛、関節痛などの他、全身倦怠感、食欲不振など「全身症状」が強く現れるのが特徴です。

インフルエンザウイルスに感染すると、約1~3日の潜伏期間後に「高熱」や全身倦怠感などの症状が現れます。

通常は10日前後で症状が落ち着きます。

インフルエンザの主な症状

  • 38℃以上の高熱
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 倦怠感
  • 食欲不振

インフルエンザと風邪の違い

インフルエンザと風邪の違いについて記述します。

発症時期

インフルエンザは季節性で、例年11~12月頃に流行が始まり、1~3月にピークとなります。

風邪は季節を問わず1年を通して発症します。

症状の違い

風邪は発症後の経過がゆるやかで、発熱は軽度で、くしゃみやのどの痛み、鼻水などの症状がみられます。

インフルエンザは38℃以上の高熱を伴って急激に発症し、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が現れます。

インフルエンザと風邪の症状
  インフルエンザ 風邪
症状の経過 急激 ゆるやか
発熱 高熱(38℃以上) 主に微熱(36~38℃)
症状
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • くしゃみ
  • のどの痛み
  • 鼻づまり
  • 鼻水

早めに医療機関を受診しましょう

インフルエンザウイルスは増殖のスピードがとても速いです。

具合が悪くなったら、早めに医療機関を受診しましょう。

インフルエンザは発症後すぐに適切な治療をすることが大切です。