いろいろと気になる「血糖値」。
高いのが悪いのはわかるがどうすればいいのか。
そんな「血糖値」に関することを調査してまとめました。
血糖値とは
血糖値とは血液中のブドウ糖の濃度のことを言います。
健常な人の場合、空腹時血糖値はおおよそ80-100mg/dL程度です。
食後は若干上昇します。
血糖値を上げる食べ物
人が食事を摂ると食べ物に含まれているブドウ糖が体内に吸収されます。
ブドウ糖は人体に重要なエネルギー源ですが、過剰に摂取すると血液中のブドウ糖の量が余り、血糖値が上昇します。
つまり、ブドウ糖が多く含まれる食品や、吸収されやすいブドウ糖を含む食品は、急激な血糖値の上昇に結び付きます。
血糖値を上げる食品
ケーキやご飯、パンといった炭水化物の多い食品はブドウ糖が多く含まれています。
特に白米、パン、うどんなどは体に吸収されやすい「糖質」を含んでいます。
- 白米
- パン
- うどん
雑穀ご飯や玄米ご飯、全粒粉のパンやそばなどは、食物繊維が多く糖質が体にゆっくりと吸収されるのでおすすめです。
血糖値が高いとどうなるのか?
血糖値が高い状態(高血糖)が長期間続くと、全身の血管がダメージを受け、様々な合併症を引き起こす原因になります。
ダメージを受けた血管の壁が硬くなり、血管内が細くなったりする動脈硬化の原因となります。
動脈硬化が進行すると血管がつまり「脳梗塞」「狭心症」「心筋梗塞」などが起こります。
脳梗塞
脳梗塞は血栓が血管が詰まらせて、酸素が行き渡らなくなるために起こります。
酸素が不足すると細胞は壊死します、局部的に機能が失われ脳梗塞となります。
狭心症
狭心症とは、心臓に酸素や栄養を送る「冠動脈」という血管が狭くなり、心臓に必要な血液が十分に供給されなくなることで起きます。
心臓に必要な血液が十分ではないために生ずる胸の痛みが「狭心症の痛み」です。
心筋梗塞
心筋梗塞は、冠動脈が完全にふさがり心臓に血液が流れなくなった状態です。
心臓が壊死し重症の場合は死に至ることもあります。
高血糖を予防するには
高血糖を防ぐために一番気をつけるのは食事です。
食べ過ぎは当然よくありませんが、「何を」「どのように食べるか」が重要です。
「糖質」「たんぱく質」「脂質」で食後の血糖値を上げやすいのは糖質です。
糖質を取りすぎないことが大切です。
食べる順番も重要です。
野菜や海藻などを先に食べる「ベジタブルファースト」がおすすめ。
多く含まれる「食物繊維」の作用によって糖質がゆっくりと吸収されます。
まとめ
血糖値が高い状態(高血糖)は様々な合併症を引き起こす危険な状態です。
うまくコントロールして健康な体を維持しましょう!