誰しも一度は行ってみたいと思う宇宙。
現代の技術はそんな宇宙旅行の手前まで迫っているのかもしれません。
乗客ありの宇宙飛行に成功
2月22日アメリカの宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティック(Virgin Galactic)が、商用宇宙船「スペースシップ2(SpaceShipTwo)」に乗客を乗せた状態での宇宙飛行に成功した。
ヴァージン・ギャラクティックのスペースシップは乗客を乗せ、アメリカで宇宙空間とみなされる高度50マイル(約80キロ)に到達した。
スペースシップは操縦士2人と乗客1人を乗せ、カリフォルニア州モハベ砂漠の宇宙港から飛びたち、マッハ3(時速約3700km)で上昇し、最終的には高度89.9キロに到達した。
その後モハベ砂漠の宇宙港に無事着陸し、宇宙飛行を成功させた。
どこからが宇宙
そもそも宇宙ってどこからなのでしょうか?空と宇宙の境目は?
アメリカ空軍では海面から高度50マイル(約80キロ)から宇宙と定義されているようです。
50マイルとキリがよいからでしょうか??
国際的には100キロから
国際航空連盟(FAI)という組織は航空機の記録と宇宙機の記録を区別するために、高度100kmから上を宇宙と定義しています。
日本のJAXAもこの100kmからを宇宙と定義しているようです。
まとめ
今回のヴァージン・ギャラクティックのスペースシップはアメリカの宇宙の定義(高度80キロ)は超えたようですが、国際的な境界線「カーマンライン」(高度100キロ)はまだ超えていないようです。
でも、乗客を乗せて宇宙飛行を成功させたとなると夢のある話ですね。
そのうち宇宙旅行が実現するかもしれません。
しかし、マッハ3(時速約3700km)で上昇って一般人に耐えられるのか?
今回乗った乗客は相当訓練を受けているかもしれません。
乗客って言うよりはもう宇宙飛行士のレベルなのでは!?