朝なかなか起きられなくて「気合や根性が足りない!」なんて言われることもあります。

確かにそんな一面もあるかもしれません。

しかし、それとは別に体調面が原因で起きられない場合もあります。

朝なかなか起きられない原因が生活習慣や医学的要素にないかを調べてみました。

起立性調節障害

起立性調節障害とは自律神経失調症の一種です。

生活リズムが5時間程度後ろにズレている事が原因で朝に交感神経活動が活性化しない。

さらに、夜間に交感神経が活発化するため寝付きが悪くなる。

「夜更かし朝寝坊」タイプになりやすくなります。

起立性調節障害になりやすい人

目覚ましを止める女性

低血圧症の人

起立性調節障害は低血圧の人がなりやすいと言われています。

朝起きられなかったり、起きてもめまいや立ちくらみが起こる人は体内を循環している血液量が減少しています。

血液量が少ないと脳が活性化せず、頭がボーっとします。

低血圧の人は交感神経と副交感神経の切り替えがしにくくなってしまいます。

これが朝なかなか起きられない原因の一つとされています。

体力がない人

起立性調節障害は体力がない人、痩せ体質の人がなりやすいといわれています。

体力がない人や痩せ体質の人は筋肉が少ない傾向にあります。

筋肉は血液を送り出すポンプのような働きをしていますが、筋肉量が少ない人は血液を送り出す力が弱いので、脳に循環する血液量が減って朝起きられなくなったり、立ちくらみを起こす症状が出てしまいます。

デスクワークの人

デスクワークの人も起立性調節障害になりやすいといわれているようです。

「デスクワークと朝起きるのに何の関係があるのか?」と疑問です。

正確にはデスクワークと言うより、同じ体勢(姿勢)を取り続けるのが原因です。
同じ姿勢が続くと筋肉の収縮が行われず、血管を流れる血液の流れが悪くなります。

血液の流れが悪くなると、それがきっかけで起立性調節障害になってしまうこともあるようです。

数時間おきに体を動かすことが大切です。

起立性調節障害を改善方法は?

生活習慣の改善

起立性調節障害は生活習慣が原因でなりやすい症状もあるので、生活習慣を見直すことで症状が改善されることもあるようです。

  • 血液の循環を良くするため水分を補給する
  • ストレッチや体操で血液の循環を良くする
  • 日頃から運動をする
  • 長時間同じ姿勢を続けない

上記のようなことをして、体調を整えましょう。

水分を補給したり、ストレッチなどで筋肉をほぐし血液の循環を良くすると改善が期待できます。

決して無理はしないようにしましょう。

精神面のケアも重要

規則正しい生活を行い、運動も行っていても起立性調節障害になってしまうのなら、精神面に原因があるかもしれません。

ストレスや悩みで交感神経と副交感神経のバランス崩れている人は起立性調節障害なりやすいといわれています。

ストレスや悩みを改善することで症状が治るケースもあります。

医師に相談する

自分での改善が難しい、なかなか改善しない場合は医師に相談しましょう。

診断後に生活習慣の見直しが提案されることが多いと思いますが、起立性調節障害以外の原因が見つかるかもしれません。

まとめ

ここまでいろいろな原因と改善策を紹介してきました。

朝起きれない原因はいろいろあります、気合や根性だけではどうにもならないことも。

自分で改善が難しい場合は医師や専門家などに、何に原因があるのか突き止めてもらうことが大切です!