毎年冬に流行するインフルエンザ。

高熱や倦怠感、食欲不振などを引き起こします。

そのインフルエンザが2019年1月冬のピークを迎えています。

厚生労働省の資料に沿って解説します。

インフルエンザ流行がピーク

2019年(平成31年)第3週(1月14日~1月20日)の定点当たりのインフルエンザ報告数は53.91(患者報告数 267,596)です。

前週(1月7日~1月13日)の定点当たり報告数の38.54より大幅に増加しました。

都道府県別では愛知県(81.86)、埼玉県(70.03)、静岡県(69.42)、茨城県(68.05)、福岡県(67.18)となっており、特に愛知で猛威となっている。

45都府県で前週の報告数より増加がみられたが、2道県で前週の報告数より減少した。

インフルエンザ流行(都道府県)

定点当たり報告数
都道府県 報告数
愛知県 81.86
埼玉県 70.03
静岡県 69.42
茨城県 68.05
福岡県 67.18
高知県 66.00
福井県 65.66
千葉県 64.29
岐阜県 62.10
大分県 60.53
群馬県 58.86
長野県 58.09
神奈川県 57.02
滋賀県 57.02
鹿児島県 56.77
熊本県 56.30
石川県 56.27
長崎県 55.37
宮崎県 54.95
福島県 54.66
沖縄県 56.64

休校や学級閉鎖も増加

インフルエンザの流行で学校の休校や学級閉鎖も増加している。

前週の2019年第2週(1月7日~1月13日)休校数8、学年閉鎖129、学級閉鎖446から、

2019年(平成31年)第3週(1月14日~1月20日)の休校数102、学年閉鎖1451、学級閉鎖4721と大幅増加。

インフルエンザがピークを迎えているようだ。

インフルエンザの症状

風邪は発症後の経過がゆるやかで、発熱は軽度で、くしゃみやのどの痛み、鼻水などの症状がみられます。

インフルエンザは38℃以上の高熱を伴って急激に発症し、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が現れます。

インフルエンザの予防

帰宅後の手洗い

手洗いは手など体に付着したインフルエンザウイルスを除去するのに有効です。

外出後の手洗い、うがいはインフルエンザの予防に有効な手段です。

湿度の保持

空気が乾燥すると、のど粘膜の防御機能が低下してインフルエンザに感染しやすくなります。

室内が乾燥している時は、加湿器などを使って湿度を50%~60%程度に保ちましょう。

人ごみを避ける

インフルエンザの主な感染経路は飛沫感染で、感染者のくしゃみや咳でウイルスが飛び散り、周囲の人に感染します。

インフルエンザが流行しているときは、人ごみを避け感染経路を断つことが大切です。

どうしても外出しないといけないときは、マスクを着用し飛沫感染を防ぎましょう。

まとめ

今年もインフルエンザのピークがやってきました。

患者数や休校などが増加しているようです。

いつ流行が治まるかはまだわかりません、インフルエンザに警戒しましょう。